ベスという名のチェサピーク・ベイ・レトリーバー

琥珀色の瞳とウェービィな背中、陽気で頑固で甘えん坊、そんなチェシー(チェサピーク・ベイ・レトリーバー)のベスが見せるあんな顔こんな顔。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

急性膵炎

beth332.jpg

今年の3月初め、ベスは急性膵炎に罹った。

始まりは朝方の嘔吐。
しかし、それ以外はいつもと変わらず元気だったので、
その時点では「大した事は無い」と楽観的に考えていた。
まさかその24時間後に危機的状況に陥るとは
想像すら出来ない程、実際にベスは元気だったのである。


beth333.jpg

既に相当な痛みがあった筈なのに我慢していたのだと思う。
医者ですら見た目の元気さに惑わされて、
最初の診断は「投薬と絶食で様子見」だった程。
実際は、そんな悠長な事を言っている場合ではなかったのに。


beth334.jpg

急性膵炎について調べてみると、未だによく解っていない病気らしく
原因についても「高脂肪食が直接的に関連する」
「肥満で中年以降の雌犬に多い」と言う程度。
「薬物」や「アレルギー体質」も誘引材料になる事があるが
明確な原因は解明されていないらしい。


beth335.jpg

また、膵炎を治す薬というものは無く、対症療法での自然治癒
つまり勝手に治ってくれるのを待つしかないのである。

「ひどくなると死亡する場合もある」
「急激に悪化するため、一刻も早く獣医師の診察を受ける」
等、死に至る場合もある重大な病気なのに
その原因や詳しい事はまだ解明されていない、
急性膵炎とはそういう病気らしいのだ。


beth336.jpg

急性膵炎になった原因については分からないままだが
現在は回復して元気に元通りの生活をおくっているベス。

唯一元通りじゃないのは


beth337.jpg

態度の大きさ。

・・・病気の間はお大臣様扱いだったからね。


急性膵炎 詳細記録

2008年3月1日
≪1日目≫
 朝方に嘔吐し、その後ご飯も水も受け付けない。でも元気。
 朝一番でかかりつけの病院に連れて行き、問診と触診。
 「拾い食いやいつもと違う食事をしたか?」→していない
 「異物を飲み込んだ可能性は無いか?」→無い
 「下痢はしていないか?」→していない
 ●先生の診断
 「お腹のあたりが痛いようだ。絶食の事。注射と投薬で様子を見る。」

 注射をして薬をもらい、帰宅。

 『今までにも嘔吐した事はあったが、ご飯も水も受け付けない
  というのは初めてだったため、私自身は危機的状態だと感じ
  ていた。しかし、先生の診断が「様子見」だった事と、
  ベス自身が元気だった事で、あっさり安心してしまったのだった。』

 昼に薬を飲ませてすぐ、血の混じった液体を吐く。でも元気。
 吐いた液体を持って再度病院に行く。
 ●先生の診断
 「違う薬を飲ませて様子を見る。水も控えめに与える事」

 夜22時頃、胃液のみ吐く。でも元気。

 『血が混じっていなかったので、回復に向かっているのだと思い
  眠りについたが、念のため同じ場所で眠る事に(この頃はまだ
  別の階で眠っていた)。』

≪2日目≫
 朝方3時頃、血の混じった液体を吐く。辛そう。
 その後40分おきに激しく吐血し、痛みで横になる事ができずに
 祈りのポーズをとる。

 『ぐったりしている様子はなかったが、危機的状態だと確信。
  しかし、救急動物病院は3時までなので動きがとれず。
  激しい症状をどうしてやる事もできず、辛かった。』

 朝8時過ぎにようやくかかりつけの医者と連絡がつき、
 吐いたもの(ビニール袋8個)を持って病院に連れて行く。
 脱水症状が出ていたため、まったく原因が分からないまま
 点滴の応急処置と、血液検査・レントゲン。
 この間、病院でも吐き続ける。かなり辛そう。
 レントゲンで胃腸に異物・異常は確認できず。
 血液検査でも原因を特定できる結果は得られず。
 ●先生の診断
 「現時点ではまだ原因を特定できない。
  このまま原因が特定できない場合は開腹手術となるが、
  その場合は高度医療施設に転院してもらうかもしれない。
  外部依頼した検査の結果を待っての判断になるが、
  転院の手配も同時進行するので、準備をしておいて下さい。」

 『原因が分からないまま対症療法が成されても、状態は悪化して
  いるように見えてとても不安になる。高度医療センターに転院する
  事になると、さらに時間が経過して手遅れになるのではないかと
  気持ちが焦った。原因を特定できない医者を頼りなくも感じた。』

≪3日目≫
 嘔吐は収まったものの、今度は激しい下痢。
 しかも殆どがタールのような血便。
 歩く事はできたが、かなり体力を消耗している様子。
 半日入院し、点滴の対処療法。
 ●先生の診断
 「外部に依頼した血清による科学検査(犬膵特異的リパーゼ)
  の結果、急性膵炎だと診断できた。明日から治療に入ります。」

 『膵炎の診断は大変難しく、血清による診断システムができたの
  は最近の事なのだと説明を受けたが、すぐには納得できなかった。
  かかりつけの病院がその診断システムを備えていなかった事に
  苛立ちすら感じたのだ。実際のところ、膵炎の検査キットが開発
  されたのはまだ最近の事らしく、確実な診断は簡単ではないと
  後々に知った。』

≪4日目≫
 急性膵炎の治療開始。
 絶食絶飲のまま、長時間かけての点滴。
 朝8:30頃に病院に連れて行き、夕方5:00頃に迎えに行く。
 通常は入院しての治療のところ、条件つきで帰してもらっていた
 病院で吐く。血便が続いている。
 ●先生の診断
 「良くなってもならなくても、この治療は3日以上は続けられない。
  うまく反応してくれれば良いが・・・。」

 『既に4日も飲まず食わずで、消耗は激しかったが
  自宅⇔病院間を歩いて移動しているベスは、傍から見ると
  普通に散歩をしているように見えたと思う。
  こんな大病を患っていながら、その頑健さに感心した。
  同時に、へこたれない態度が私にとって救いでもあった。』

≪5日目≫
 急性膵炎の治療2日目。
 絶食絶飲のまま、長時間かけての点滴。
 朝8:30頃に病院に連れて行き、夕方4:00頃に迎えに行く。
 夜10:00頃に黄色い液体を吐く。
 血便が治まってくる。

≪6日目≫
 急性膵炎の治療最終日。
 絶食絶飲のまま、長時間かけての点滴。
 朝8:30頃に病院に連れて行き、夕方4:00頃に迎えに行く。
 帰宅後に黄色い液体を吐く。
 
≪7日目≫
 午前中に病院へ。
 胃腸薬、処方食をもらい帰宅。
 処方食:Royal Canin/Waltham Digestive LowFat 缶詰
 ●先生の診断
 「少しの間、胃腸薬を飲ませる事。様子を見ながら水を
  少量ずつ与え、吐かなければ処方食を少量ずつ与える。
  再発の可能性が無いとは言えず、短期間の内に再発した
  場合は難しい状況になるので、給餌は慎重に。」
 
 『再発した場合は助けられないと思うと、水をひと舐め
  させるだけでもビクビクした。』

≪8日目≫
 水は一度に飲む量が多くならないように給水し、
 食餌は1/3缶ずつ3回の給餌。薬は毎食後。

≪9日目以降≫
 食餌量を少しずつ増量、朝晩に軽く散歩。
 順調に回復しているが、30㎏あった体重は26㎏に。

≪15日目以降≫
 処方食と投薬以外は、病気前と同じ生活に。
 念のため再度膵炎検査(犬膵特異的リパーゼ)をし、
 結果は正常値。

≪1ヶ月目以降≫
 最大の注意点である食餌を処方食から普通食のドライフードに、
 たっぷりと時間をかけて変えていった。普通食に変わると、
 体重も増えていき理想体重をキープ。

 『もう大丈夫』


しかし、その後4月の中旬に腫瘍が見つかり下旬に切除手術。
腫瘍が良性だと分かって安心したのも束の間、
5月の中旬に膀胱炎と、病院通いが続いたのだった。
いずれも原因は不明。大病をした事で免疫力が低下したから
ではないかと考えているが、急性膵炎から始まったこの
病気の連鎖の根本的な原因が、もし他のところにあるのだとしたら
それを知る為のそしてそれを否定する為の検査は無いものかと、
現在もなお情報収集を続ける日々である。

願いはたったひとつだけ、ただ普通に元気でいて欲しい。

  1. 2008/09/08(月) 17:20:50|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
<<肉芽腫性脂肪繊炎 | ホーム | 通せんぼ>>

コメント

病気の記録読みました。
病気だったのに病院まで歩いて行ったんだね。
頑張ったね~べスちゃん(;_;)
まぁさん夫婦も本当にお疲れ様でした。
日本の救急病院24時間じゃないんだ...
3時以降に何かあったら大変だよね。

べスちゃん、態度が大きくても健康で居れはいいんだよ~。
パパママを困らせ過ぎるのは駄目だけどね(笑)
  1. 2008/09/08(月) 21:54:27 |
  2. URL |
  3. よしみ #0HZ5TDtI
  4. [ 編集]

膵炎 

膵炎の記録読ませていただきました。
心配されていた様子がよく判ります。
みなさんで頑張って乗り換えてこられたんですね

幸い KINGは元気印の病気しらずですが・・・
我家のLOVEも6才くらいまでは
病気の連続 危篤状態も何度か!!
そのたびに痛みや治療に耐え頑張ってくれました

この子達が元気にしていてくれることが
一番の希望です。
  1. 2008/09/09(火) 10:23:26 |
  2. URL |
  3. KINGママ #v/MjrUuM
  4. [ 編集]

ベス・・・・・
大変だったんだね。
知らなかった。
今度会ったら、私が気合注入してあげる!!
悪いの祓ってあげる!!
  1. 2008/09/09(火) 15:48:50 |
  2. URL |
  3. kana #-
  4. [ 編集]

急性膵炎、こんな病気もあるんですね。
ベスがそんな大病をしてたとは、全く知りませんでした・・・
30kgが26kgまで減ってしまうなんて、本人はどれだけつらかったことでしょう。。。
まあさんもさぞかし心配だったことでしょうね・・・

知り合いのワンコも夜突然吐き始め、下痢をし、一日で1キロ体重が減りました。。。
原因がわからず、病院をはしごし、結局前日にしたフロントラインが合わなかったということでした。。。
ワンコは、どこが痛いといえないから、吐くか下痢をするかの症状ぐらいでしか体調が悪いという判断ができないので恐いです。。。
ほんとに一日でも長く元気に生きてくれることを願うばかりですね・・・長くなってすみませんでした!
kanaさんに続き、私もベスに気合注入させてください!!!
  1. 2008/09/09(火) 22:23:56 |
  2. URL |
  3. こてはは #mQop/nM.
  4. [ 編集]

チェサ(他の犬種のだろうけど)って自分が病気になってても微塵も見せないのよね。
ただ兆候はあるかもしれないけど、弱みを見せないところが不憫というか私達も気がつけないでいる。
イヴの時も亡くなる前日に『もう疲れた』って感じでフニャってなりだしたもんね。

べスちゃんの闘病時期は心配かつ大変だったでしょうね(今更ながらお疲れ様)
この日記を読んで私も以前(イヴの事)を思い出し、まあさんの気持ちが手に取るようにわかります。
まだまだ心配でしょうけど今は落ち着いているから安心ですね。
私もイヴの同胞犬としてベスちゃんを『がんばれェ~』って応援してるからね。

それにしても態度の大きさだけは変らなかったのかぁ~
態度のデカさが元気な証拠かな?(笑)
  1. 2008/09/10(水) 10:33:49 |
  2. URL |
  3. エル #oATe8MQg
  4. [ 編集]

ベスちゃん大変でしたね。元気に回復できてよかったですね。

かかりつけ獣医と24時間対応病院の電話番号を電話機の横に
貼っておくようにと忠告されています。
いざというとき、一刻を争っていると慌てるものです。

ボホスは具合が悪いと自己申告に来てわかりやすいのは助かります。
安全と言われている薬に副作用を示したり、麻酔からなかなか
覚めなかったりとか何度か怖い思いをさせられました。

今後も大きな病気をしても安易な薬物治療はできそうもありません。

  1. 2008/09/10(水) 23:17:47 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

RE:コメント

◇よしみちゃん
最寄(車で15分程)の夜間動物救急病院は21時~3時なの。
後から確認したら3時以降でも受け入れてくれるらしいんだけれど、
獣医師が居ない場合もあるので確認が必要とか。
ベス地区では、各動物病院の先生が夜中にたたきおこされる
と言う過酷な状況を改善するために、件の夜間救急病院ができたらしい。
だから、うちからかかり付けの病院(上が先生の自宅)まで徒歩3分なのに、
夜間の場合はやっぱり「夜間救急病院へ」って事なのよね。

--------------------------------------------------
◇KINGママさん
KINGくんは健康優良犬なんですね。それが一番ですよね。
LOVEくん、大変な時期があったんですね。
大切な家族だから、病気をされるとホント堪えますよね。

--------------------------------------------------
◇kanaさん
そうなんです、大変だったのよぉ。
犬の厄除けがあるらしいと聞いて、本当に行こうかと思ったくらい。
もう、病気はこりごりですよ。
気合の注入、よろしくお願いします!

--------------------------------------------------
◇こてははさん
犬にもあるんですよ、急性膵炎という病気。
私も今回始めて知ったんですけれど。
経験のある医者だったから良かったものの、
そうじゃなかったら命を落とすところだったかもです。
犬はしゃべれないから、医者の力量+飼い主の気づき
が必要だと実感しました。
気合の注入、よろしくお願いします。

--------------------------------------------------
◇エルさん
犬は弱みを見せないと言うけれど、
チェサは際立ってそうなのかもしれません。
医者もその点について、話題にしたくらいですから。
イヴちゃんもそうだったのね、頑張ったのね。
ベスは治療中も本当にへこたれない態度で、
それが私にとっては救いでした。
でも、病気の間はつきっきりで大切にされたものだから、
もう、わがままになっちゃって・・・。

--------------------------------------------------
◇鷹さん
そうですよね、緊急時の連絡先は見える所に
張っておくべきですよね。今回の事で学びました。
連絡先だけでなく、今までの検査の記録等も全て一つにまとめて、
すぐに持ち出せるようにしてあります。
ボホスくんが具合の悪いときに自己申告するのは、
今までの経験からなのでしょうかね?
でも、その自己申告も鷹さんが常に観察しているからこそ
気づくんですよね、きっと。

急性膵炎の原因(誘引)の一つに「薬物」もあるので、
私もかなり気になります、薬。
  1. 2008/09/12(金) 16:53:19 |
  2. URL |
  3. まあ #-
  4. [ 編集]

はじめまして。
柴犬ブログをやってますHANAMIZUママです。
うちのワンコも急性膵炎になり
今週3日間点滴通いをしました。
昨日が3日目で比較的元気になって昨日は病院で食事もしたみたいなんですが。。。
朝方に吐いて、朝食後に少量吐きました。
心配で心配で。。。それで、膵炎になった方のブログを探していました。参考にさせていただきます。
ワンコって病気でも元気に見えるところが怖いですよね。ベスちゃんとうちのHANAの一日も早い回復を願ってます。
  1. 2011/05/12(木) 11:33:49 |
  2. URL |
  3. HANAMIZUママ #CO3omico
  4. [ 編集]

RE:コメント

◇HANAMIZUママさん

はじめまして。
コメントありがとうございますe-241

急性膵炎はかなりの痛みを伴う上、絶食絶水での
治療ですから、本犬はもちろん、見ているしかない
人間の方も辛いですよね。
あれから3年、ベスは元気に普通の生活をしています。
食べる事が大好きですが、与える方は今でも
食餌やおやつ選びには慎重です。

HANAちゃんが早く元気になりますように。
  1. 2011/05/14(土) 00:52:14 |
  2. URL |
  3. まあ #-
  4. [ 編集]

HANAMIZUママです。
すみません3年前でしたね。でも、今も元気と聞き励みになります。
HANAは、血便までには至ってなかったのですが
今も夜だけ吐きます。
炎症はそんなに簡単に収まらないよって言われてますが、吐くだろうと思うと私もなかなか眠れません(^^;; かわってあげたい思いです。
吐いても食欲だけはあるみたいです。
また、おしえてくださいね。
  1. 2011/05/14(土) 11:11:18 |
  2. URL |
  3. HANAMIZUママ #CO3omico
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mychessie.blog62.fc2.com/tb.php/54-65b4b2e5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

まあ

Author:まあ
思考する犬・ベス(’05.6.22生)
そのベスに翻弄されまくるドロンジョでボヤッキーな飼主2人。

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

エコアクション

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

FC2カウンター

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。