どんぐり

まだまだ酷暑が続いていた9月の初め頃、
いつもは私とベスだけの平日夕方散歩に

姪っこAちゃんが飛び入り参加。

Aちゃんの周りをギャロップしたり、先へ
進んでは振り返ってAちゃんを確認したり。
ただ歩いているだけなのに、とにかくルン
ルン気分全開、

にっこにこの上機嫌で足取りも軽く、小躍り
するようにお散歩するベス。

しかし今年の夏の間中、いつもの私とベス
だけのお散歩では、酷暑にうんざり顔で歩く
ダラダラ散歩の日々だったのだから、随分と
差をつけてくれるじゃないか。

そればかりか、お散歩準備を始めても知らん顔、
「お散歩行くよ~」と声をかけても、階段の途中
で座り込んで、全然嬉しそうじゃなかったりして。
そんな思い出と共に酷暑の夏もようやく終わり

<ベス・ヨダレでひかり輝く>
・・・どんぐりの季節、到来。
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福島:グランデコ

「オフシーズンのゲレンデをかけ下りてみたい」
と意気込んで出かけた先は、裏磐梯グランデコ。
(グランデコの公式サイト)
まずはペットの乗車もOKな【パノラマゴンドラ】に
乗ってゴンドラ山頂駅を目指す。
ゴンドラ初体験のベスがゴンドラ酔いでもしたらどう
しよう、と一抹の不安を抱きながら乗車。

ゴンドラの扉が閉められてゆっくりと動き出すと、
緊張の面持ちでこちらを何度も振り返るベス。

そのうちにソワソワしだし、狭いゴンドラ内をあっち
へ行ったりこっちへ来たりと動き回り、興奮気味に。
しかし途中下車はできないわけで、そのまま放ってお
いたところ、

数分後には落ち着きを取り戻したが、慣れてくると
今度は大胆にも身を乗り出して遥か下に見える景色
やすれ違う下りのゴンドラに興味津々で見入るベス。
人間の方も、磐梯山と連なる山々を望むパノラマに
しばし見入って「紅葉の季節はさぞ美しいだろうなぁ」
などと思っているうちに、ゴンドラ山頂駅に到着。

山頂の標高は1320m。
案内パンフレットによると、4月下旬の水芭蕉から
10月の草紅葉まで高原の植物が次々と見られる「デ
コ平湿原の木道」や、百名山の3つを一度に眺められ
る「眺望ポイント」、ブナ林が生み出した名水百選の
湧水「百貫清水」など、見どころいっぱい&充実のト
レッキングコースが楽しめるらしい。

それならば、せっかくだからトレッキングの気分だけ
でも味わってみようと、クマよけの任務と共に先頭を
ベスに任せて歩き始めた私達。

途中、何がひそんでいるかわからない草むらに鼻先を
突っ込んだり、何だか分からない匂いをしつこく拾っ
たりして安全確認(?)をしながら山の奥へ奥へと突
き進んで行くベスは、まるで探検隊の隊長。

そのベス隊長に付いていく隊員2名(夫と私)だった
が、木道ながら進めば進むほど険しく細くなっていく
足場の悪い山道に、わずか20分程で挫け、あっさり
引き返す事に。
更には途中で休憩をはさむというへこたれぶりだ。

で、そんな事だから、傾斜もカーブも緩やかながら、
山頂からの距離3500mの初心者向けロングコース
であるゲレンデ、しかも山道さながらの結構なデコボ
コ地面を「かけ下りる」なんて、私達には最初から無
理に決まっているわけで、結局、往路と同様パノラマ
ゴンドラに乗って山頂から下りた「とほほ」なふたり
といっぴきであった。
ベスはともかく
「オフシーズンのゲレンデをかけおりてみたい」
だなんて

感違いも甚だしい
・・・と気付いた夏の思い出 at グランデコ。
福島:走る走る

8月上旬の宿泊予約を入れていたにも関わらず、
人間のままならない都合&ベスのヒートシーズン
で延び延びとなっていた夏の旅行。
気付けば夏もそろそろ終わりというところまできてしまい、
100%近くかかるキャンセル料と共に夏旅行も諦めムード
が漂う我が家だったのだが、

酷暑の夏の最後の最後になって、ドタバタしつつも
何とかお出かけできる状況到来。
敬老の日を含んだ3連休を1日ずらし、2泊3日で
裏磐梯へ行ってきた。
陽差しはまだ夏の暑さを残していたが、ベス地域に
比べたら断然爽やかで過ごしやすかった裏磐梯。
日中の気温は25℃くらいで、日陰に入ると澄んだ
空気が涼しく気持ちが良い。
なので当然

我が愛犬は走る走る。
例年に比べて暑くて長い夏だった今年、歩くだけ
のお散歩の日々も長く続いていた事もあり、その
分を取り戻すかのように走るベス。

草ボーボーの牧草地で思いきり走りまわるベスの
姿は、前日までのダラダラと歩くお散歩時とはま
るで別犬。
目をキラキラさせてひたすら爆走し、縦横無尽に
意味もなく疾走する。

とにかく楽しそうに走る姿は、見ているこちらも
嬉しくなる光景ではあったのだが、あまりのはし
ゃぎっぷりに、ただ走るだけの

何がそんなに楽しいのか?
・・・と、思ってみたり。
⇒つづく
サポーター

ベスの左肘にできた肘だこ改善を目的に、頑張って
手作りした【肘あて付きちびTシャツ】。
しかしその後、ベスの肘だこは良くならず、自分で
作っておきながら、はたして肘保護効果があるのか
どうか疑わしくなってきた。
そこで、市販のサポーターに変えてその保護効果を
比較してみる事に。

身体を締め付けるようなものが嫌いなベスは、例え
ば伸縮性のある包帯などを巻くと口を使って取って
しまうので、もしもサポーターも嫌がるようならば
無理に使う事もないと気軽な気持ちで着けてみたと
ころ、意外にも嫌がる様子はなく、それどころかほ
とんど気にもとめていない模様。
たびたびずり落ちてしまうサポーターの位置を直す
際も、なされるがままという無頓着な態度。
これならベスだけでお留守番時も安心。
と思って出かけたところ、

外出から帰ってくるとなぜかサポーターがぽつんと
居間の真ん中に落ちていた。
ずり落ちる事はあっても脱げるはずがないサポーター、
たまたま脱げてしまったとも考えにくいので、ベスが
自分の意思で脱いだとしか考えられない。
「やはり気に入らないのか?」と思いつつ、ぽつんと
落ちているサポーターを拾って、すぐに元通りに着け
てみたところ、またしても全く嫌がる素振りも見せな
いし、ましてや脱ごうとする気配も感じられない。
不思議に思いつつも「嫌がってはいない」と判断した
私だが、なぜか翌日も翌々日も同じ事が繰り返され

サポーターお試し4日後、外出から帰って来た私が見
たものは、見事にバラバラに引きちぎられて二度と使
えないただのボロ布&糸屑となったサポーターだった。
そこに断固たるベスの意思表示が見てとれたわけだが、
私の前では嫌がる素振りを一切見せないなんて、何だ
か人間同士でよくある大人の気遣いみたいな感じがして

意識せずにはいられなかった
・・・ベスよりも無神経な自分。
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