デンジャラス・ゾーン

昨年同様、今年も気温の上昇とともに出現した階段の障害物。

まるで擬態する昆虫のごとく階段と同化して動かず、
うっかり存在を忘れて踏みつけそうになる事もしばしばだ。

もしも気付かずに踏みつけて、ベスともども階段を転げ
落ちたりしたら・・・と想像するだけで恐ろしい、そん
な我が家のデンジャラス・ゾーンであるこの階段。

特に下りは危険。
なぜなら、上から2段目のこの場所は、障害物に気付い
た時には既に片足が宙に浮いている状態だからだ。
バランスを崩しながらも何とかまたいで手すりにしがみ
付き、やっとの思いで事なきを得るものの、そのたびに
ハラハラ・ドキドキの【黒ひげ危機一髪】的状況に陥る
わけである。
それなのに、

・・・本犬は全く危機感無しとは、これ如何に?
----------------------------------------------
オビディエンス競技会場にて
成績優秀なナヴィくんとパチリ

笑顔の優等生と舌舐めずりする劣等生?!
スポンサーサイト
対等

引っ張り癖という程ではないものの、気になる
匂いを嗅ぎつけた時などはグイっと力が入るベス。

そんな時は躾本などによく書いてある
犬の引っ張り癖を直す方法の一つ
「犬が引っ張ったら止まり、リードが緩むまで動かない」
というのを実践している。

これは確かに効果的で、ベスは動かない私を振り返り、
何かを考えるような目つきで私の顔をジッと見つめな
がら、一歩こちらに近付く。

リードが緩んだところでまた歩き出すわけだが、
ベスが匂いを拾いたい気分でいっぱいの日などは、
度々これを繰り返す事になる。するとなぜだか段々と、
ベスは怪訝な顔に変化していくのである。

そうしてそんな事も忘れて軽快に歩き始めた数分後、
感心するほどに絶妙なタイミングで、ベスは歩調を
緩めつつ停止寸前の態勢をとる。それに気付かぬ私
は図らずもリードを引っ張る形となり、なんと、先
ほどのシチュエーションが立場を逆転して再現され
るのである。これは決して人間側の思い込みなどで
はなく、上位でも下位でもない【対等】を求める
ベスの異議申し立てなのだと思われる。
振り返れば、

・・・怪訝な顔のベスが私を凝視している。
---------------------------------------
黒柴の美犬姉妹ちき・りんちゃんとパチリ

ビミョーな距離間で微笑む女子3名。
セルフ・ポートレート
GW
| ホーム |